札幌では2030年度末北海道新幹線札幌延伸に向けて、数多くの再開発が進んでいます。
2023年5月、GW真っ只中に実際に現地の状況を見てきました!
札幌中心部の再開発一覧
今回見てきた再開発の場所をマップにしました。
①番から順番に紹介していきます。
①札幌駅
まずは札幌駅です。
札幌駅の北口の様子。北口は全体がフェンスで覆われていました。
西改札口と東改札口をつなぐ通路も閉鎖されており、北口から西と東を行き来するためには大回りする必要がありかなり不便な状態になっています。
北口の工事フェンスにはこのような貼り紙が貼られていました。東側に新幹線ホームがあり、下りで在来線に接続されるようです。
こちらは西口コンコースの宮越屋珈琲があったところのパセオ入口です。ニュースで見た通り閉鎖されています。地下に飲食店がたくさんあったのですが、全て閉鎖となっています。
こちらは西口改札横のお土産屋「四季彩館」があったところ。
結構広く、お土産を買えるところが減って不便になってしまったな。。。と思いきや、右に矢印があります。行ってみると
ステラプレイスの1Fに新しいお店「北海道四季マルシェ」がオープンしていました。
以前JR北海道のツインクルプラザがあった場所ですね。中は大勢の人が行列でにぎわっていました。
お土産のラインナップも、定番だけでなく、見た目がオシャレで今までに見たことのないお土産も充実しており、確実に以前の「四季彩館」より良くなっています。
札幌のお土産はここで決まりですね。
ESTAも見てきました。8月に閉鎖されるため、見納めですね。
②さつきた8・1
次は札幌駅北口に建設中の「さつきた8・1」。
高層階のマンション「ONEステーションタワー」は、高さ175mでJRタワーを抜いて道内一の高さになります。低層階は飲食店と小劇場が入るそうです。
マンションはなんと最高金額5億円!地下鉄さっぽろ駅と地下通路で直結され超便利です。
右側の低めの建物はホテル・エミシアで一体化して開発されています。
③札幌総合卸センター跡地
北6条東2丁目、札幌総合卸センター跡地です。
通信販売大手の「ベルーナ」が約100mのホテルを建設中。
さらに北6東3,東4に病院・住居施設、オフィスビルと一体化して開発されます。
札幌駅北側にも住居や商業施設が開発されることにより人の流れが変わるかもしれませんね。
④札幌駅南口
次は札幌駅南口駅東側の駐車場の様子。まだ駐車場は使える状態で工事は始まっていません。
2023年秋には駐車場が閉鎖され、新幹線札幌駅の工事が本格的に始まる予定です!
旧西武五番館跡、西武百貨店跡の駐車場も2023年5月時点では変わっていませんが。
2024年度には一帯のビルが解体されて工事が本格化します。
この場所にはヨドバシカメラを主体とする高さ200mの商業施設、ホテルの複合施設が建設されます。
⑤HBC北海道放送本社跡
大成建設の検査虚偽により建て替えが決まり、2年半の工期遅延となったビルです。
GW中休工だったので実情は不明ですが、まだ解体工事は行われていない様子でした。
検査偽装や建て替えの件については特に掲示はありませんでした。
札幌の再開発ラッシュに水を差すような検査虚偽にはがっかりしましたね。
⑥北陸銀行札幌支店
クレーンがあるところ、北陸銀行札幌支店の建て替え工事です。建て替え工事前はがこちら。
北陸銀行ホームページより引用
1966年建設の古い建物なので、老朽化による建て替えで同じ場所に入ります。
建て替え後はこのようになります。
PR TIMESより引用
地上13階、地下3階建ての高層ビルとなり、2024年1月竣工予定。
名称は「ほくほく札幌ビル」。
低層階には北陸銀行札幌支店、高層階には北海道銀行の本部機能が入ります。
北陸銀行は本店が富山市ですが、北海道開拓時に北陸地方から移住してきた人が多いため、昔から北海道を地盤としています。
地元の北海道銀行と経営統合しており「ほくほくフィナンシャルグループ」を形成しています。
「ほくほく札幌ビル」はグループの連携を強化させるために重要な施設になるようです。
1Fと地下2階にはテナントを誘致して、お買い物や飲食できる場所も増えます。
⑦4丁目プラザ跡地
4プラは2023年1月に閉鎖。5月には既に解体されていました。
隣のピヴォも2023年5月16日に閉鎖しました。
街の中心が一時的に空虚になったようで寂しい感じがしますが、数年後に新しい商業施設が完成します。
⑧モユクサッポロ
狸小路3丁目商店街の入り口に建設されました。
全面開業は2023年7月の予定で、核テナントは都市型水族館「AOAO SAPPORO」。
先駆けて北洋銀行の支店が開業しました。途中階にあるガーデンテラスは一般の方も入場可能です。
⑨ココノススキノ(すすきのラフィラ跡地)
最後に紹介するのはすすきの交差点ラフィラ跡地に建設中の複合ビル「COCONO SUSUKINO」です。
こちらは資生館小学校側から見た景色です。
テナントにはイトーヨーカドーの他に北海道の食材を使ったマルシェ、飲食店、道内初進出となるTOHOシネマズが入ります。
Impress Watchより引用
ビルの側面には大型ビジョンが設置され、昼も夜も楽しめる街となりそうです。
まとめ:札幌の再開発はまだまだある!
今回紹介したのは、札幌で進んでいる再開発の一部に過ぎません。
再開発はこちらも参考にしてください。
2030年の札幌が今から楽しみです。